祈り：四神獣を配した紬の普段着用







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タイトル

祈り

作　品

訪問着

生　地

紬

ストーリー
永く実家を離れ、何の孝行も出来なかった反省と家族が無事に暮らしてこられた諸々の感謝を込めて。
土地に宿る精霊たちに護られたことへの感謝、やっと地元に還ることの挨拶という想いで制作。
数十年ぶりに帰る決意の報告をした日、雨も降っていないのに夕暮れ時に虹がかかっていた。
何となく祝福を受けた気がした。

表現
生地は普段着用の紬であるので、柄は少な目に色も大人しく染めつつ、普段着とは言え寂しくならないよう、裾周りにたたき糊（※）で雲を表現しました。
土地を司る四神獣をばらけて配値し、あまり奇抜な画にならないようにしています。

※たたき糊…言葉の通り、糊をたたいて色挿しの変化をつけさせる技法。