春の訪れ：唐草2種を縦に連ねて





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タイトル

春の訪れ

作　品

訪問着

生　地

綸子

ストーリー
時折春を思わせる陽春の頃。「ちょっとお洒落してお出掛けしよう！」そんな気分で着たいイメージ。
普段着より少しよそ行きの感覚を持たせて。

表現
地模様が桜であるため、可愛らしくなりすぎない柄を意識して、2種の唐草模様を絡めています。
一方の唐草は影になるように染め、糸目糊でなく一珍糊で防染処理。一珍糊とはわざとひび割れを作り、割れた部分にほかの色を挿す染めの技法。地色の百緑より濃い緑色で深みを与えています。
糸目糊と別の作業を付随させて、実際の手間は倍かかっており、春を楽しみに待つ気持ちが手間暇をかけて待つ心（時間）を育てました。
気持ちが華やぐよう地色は白味がかった淡い緑の百緑色（びゃくろくいろ）です。